ビーチを歩いていた男性が打ちあがったチョウチンアンコウを発見――カリフォルニア州ニューポートビーチ

今月7日、アメリカ・カリフォルニア州のニューポートビーチにあるクリスタル・コーブ州立公園で、海辺を歩いていた男性が打ち上がったチョウチンアンコウを発見し、大きな話題になっています。

▽ニューポートビーチのホエールウォッチングツアー代理店「Davey’s Locker Sportfishing & Whale Watching」のインスタグラムより。
4枚のスライドショーになっています。

このチョウチンアンコウは7日、ある男性がビーチを歩いていたところ偶然発見したもので、体長は約45cm程度。この写真では特徴的なイリシウムと呼ばれる誘引突起や体表のトゲ、小さな鋭い歯などをよく観察することができます。

深海魚の研究を行っているフロリダ・アトランティック大学の海洋生物学者ジョン・ムーア氏によると、このチョウチンアンコウはPacific Footballfish (学名:Himantolophus sagamius)のメスで、海水が深層から表層に湧き上がる湧昇(ゆうしょう)現象により打ち上げられた可能性が高いといいます。

死んでからあまり時間が経っておらず、非常によい状態で発見されたこの個体は現在、カリフォルニア州魚類野生生物局に保管されています。

Reference:Rare sighting: Deep-sea fish with arm-like fin on its head washes ashore

トラを違法に飼育していた男性がトラを連れて逃亡、男性は確保されるもトラの行方は不明

今月9日、アメリカ・テキサス州で違法にベンガルトラを飼っていた男性が、トラを連れて逃亡するという出来事がありました。男性はすでに確保されていますが、トラの行方については明らかになっていません。

こちらはアメリカ・テキサス州のヒューストンで現地時間9日に近所の人が撮影した映像で、庭先に出てきたベンガルトラに対し、駆け付けた非番の警官が銃を構えています。

アメリカではトラの飼育を規制するような連邦法はありませんが、ヒューストンでは条例によりトラの飼育が禁止されています。

警官に指示され、飼い主の男性(26)はトラを家の中に連れて行きましたが、その後男性はトラを車に乗せて逃亡しました。

テキサス州ヒューストン警察は10日、Twitterの公式アカウントで男性の身柄を拘束したことを明らかにしており、この男性は殺人事件で2020年11月から保釈中だったといいます。

しかし、男性が連れて行ったトラの行方については現在でも分かっておらず、警察は市民に対して情報提供を呼び掛けているとのことです。

ゾウの保護施設が飼えなくなった猫を受け入れ、施設内に「キャット・キングダム」を開園

タイにあるゾウ保護施設で、なぜか猫が人気を博しています。

タイ北部チェンマイ郊外にあるゾウの保護施設「エレファント・ネーチャー・パーク」では、芸を覚えさせられ見世物とされ傷ついたゾウ約120頭を保護して世話しています。

しかし新型コロナウイルス感染症が流行すると、経済的な事情から猫を飼うことができなくなった人々がなぜか次々と猫を置いていくようになり、なかには閉店に追い込まれてしまったネコカフェの経営者が猫を大量に持ち込むこともあったといいます。

そこでエレファント・ネーチャー・パークは去年末、施設の一角に「キャット・キングダム」を開園し、現在では管理の行き届いた広い敷地内で来場者たちと戯れているといいます。


Youtube 『ทาสต้องไป “cat kingdom” สวนแมวจรเชียงใหม่ | Thairath Online』

これまで受け入れた猫はなんと約1,000匹。肝心のゾウの施設は新型コロナウイルス感染症の影響で観光客が途絶えたために営業を停止したままで、入場料収益がなく運営は厳しい状況だそうですが、この「キャット・キングダム」の入場料はなんと無料だそうです。

キングダムは”王国”のことですが、ところで王はいったい誰なのでしょうか?

学校の陸上競技のレースに犬が乱入、トップを独走していた女子選手を追い抜き1位でゴール

アメリカ・ユタ州の学校で開かれた陸上競技のレースに犬が乱入し、女子選手をゴール手前で追い抜くという出来事があったと今月22日、ユタ州のローカルテレビチャンネル「KSL-TV」が報じました。

トップを独走していたグレイシー・レイニー(Gracie Laney)さんは、観客席からの歓声の盛り上がりから誰かがすごい勢いで追い上げてくるのを感じたそう。

レイニーさんはスピードを上げて全力で走りましたが、結局最後には追い抜かれてしまいました。追い上げてくるのがまさか犬だとは思わなかったでしょう。

「ホーリー」という名前のこの犬は走るのが大好きだそうで、走っている選手を見るや否やトラックに乱入。

リードを付けたままの状態で、トップを独走していたレイニーさんを追い抜き、見事1位でゴールしたといいます。

ガーディアン紙によると、ホーリーの最後の100mの記録は約10.5秒という好タイムだったといいます。

思わず目を疑うようなサンショクキムネオオハシの意外な体の仕組みが話題に

アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスに住むJanelle Tsaoさんが投稿したサンショクキムネオオハシの動画がSNSで話題になっています。

Janelleさんオオハシの首の後ろの部分を少し引っ張ると、なんと奇妙な空洞のようなものが現れました。

Janelleさんによると、首の後ろには薄く半透明な皮膚があり、これにより神経などが透けて見えるのだそうです。

ちなみに、首元の部分もほとんどが羽毛であり、丸々とした外見の割に首はかなり細いようです。

サンショクキムネオオハシ(Ramphastos sulfuratus)は中南米に生息するクチバシの大きなオオハシの1種で、大きさは約45cm、体重は400~500gほど。