エクアドルの熱帯アンデスで体が半透明のカエルが発見される

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このほど、エクアドルのアンデス山脈のふもとを流れる谷川グアイリャバンバを挟んで、アマガエルモドキ科のカエル2種が発見され、今月18日に学術誌『PeerJ』に掲載されました。

この論文の共著者であり、非営利団体アンデアン・コンドル財団の研究員であるジェイミー・クレブラスさんは、Instagramのアカウントに今回発見された新種のアマガエルモドキ科のカエルをスライドショー形式で投稿しています。

▽ジェイミー・クレブラスさんの投稿。7枚のスライドショーになっています。

今回発見されたカエルはHyalinobatrachium mashpi(ヒアリノバトラキウム・マシュピ)とHyalinobatrachium nouns(ヒアリノバトラキウム・ノウンス)の2種。いずれも同じ標高で同じような環境に生息しています。

この2種はいずれもアマガエルモドキ科に属しており、このカエルの仲間は半透明の皮膚や体をもつことから「グラスフロッグ」とも呼ばれています。1枚目の画像では、赤い心臓や消化器官、緑色の卵が入った袋が外から透けて見ることができます。

熱帯アンデスには驚くほど生物多様性に富んでおり、未発見・未記載の種も数多く生息していますが、人間の活動によって人知れず絶滅の危機にさらされているのだそう。
発見することは、知ること、そして守ることへの第一歩です。

不機嫌なゾウが水場のカバを手当たり次第に追い出す

クルーガー国立公園で撮影された不機嫌なゾウが、水場にいるカバを手当たり次第に追い出そうとする動画が、アフリカの野生動物チャンネル『Latest Sightings』に投稿されています。

この動画を撮影した元警備員のゴードン・クランドウェルさんは50年以上も保護区を訪れていますが、こんな光景はみたことがないのだそう。

”地上最強の動物”とも目されているカバに対して、鼻を振り回し、鳴き声をあげながら攻撃していきます。たとえそれが小さな赤ちゃんでも容赦はしません――

カバがいそいそと逃げる様子をみるとやはりゾウの方が強そうに思えますが、荒ぶるゾウをわき目に、追い払うそばから次々と水のなかへと戻っていくカバこそまさしく”地上最強”かもしれません。

観葉植物は本当に空気をきれいにしていた――イギリス・バーミンガム大学

室内に設置する観葉植物は癒しであるとともに、健康にもよい影響を与えている可能性があります。イギリス・バーミンガム大学の研究者らは、観葉植物を室内に置くことで二酸化窒素(NO2)を低減できることを『Air Quality Atmosphere & Health』で発表しました。

二酸化窒素は代表的な大気汚染物質であり、いわゆる「NOx」のひとつです。地球規模ではほとんどが生物活動から発生していますが、燃料等の燃焼でも発生し、光化学スモッグの原因となったり、血液中のヘモグロビンと結合して血液の酸素運搬能力を低下させるほか、高濃度では呼吸器疾患を引き起こします。

研究者らはスパティフィラム、ドラセナ・ゴールドコースト、ザミオクルカスなどの植物を室内に設置し、明るさや培地の水分量などの条件とともに二酸化窒素の濃度を調べました。

その結果、観葉植物の種類やその状態・環境に関わらず、1時間程度で二酸化窒素濃度が低下することが確認されました。この実験で最も二酸化窒素濃度が低下したのはドラセナ・ゴールドコーストで、一般的な室内の明るさ(500ルクス程度)でかつ、培地を湿らせた状態にしたものであったといいます。

今回の研究で行われた別の検証によると、換気状態の悪い15㎥ほどのオフィスでは、ドラセナ・ゴールドコーストを5鉢置くことで二酸化窒素濃度を19.5%低減できる可能性があることが明らかになりました。

論文の特筆者は「実験で使用された全く異なる3種類の植物はいずれも大気中の二酸化窒素を除去する能力は似通っていた」と説明しています。

また、今回の研究について「観葉植物は葉の気孔から二酸化炭素を取り込むが、同様のプロセスで二酸化窒素を取り込むとは考えていない」と述べており、植物が再び二酸化窒素を大気に放出する兆候がなかったことから、植物が育つ土壌に関与した、何らかの生物学的プロセスが存在する可能性についても示唆しています。

去年発見された「世界最大のジャガイモ」、実はジャガイモではなかったことが明らかに

去年発見された「世界最大のジャガイモ」が、実はジャガイモではなかったことが明らかになりました。


Youtube 『New Zealand couple may have found world’s biggest potato | Newshub』より

ニュージーランド北島のハミルトンに住むコリン・クレイグブラウンさん(62)は去年8月、自宅の庭で巨大な”ジャガイモ”を発見し、夫婦2人で7.9kgもの塊茎(かいけい)を掘り出しました。

▽発見当時の動画。夫婦は掘り出したこの塊茎に「ダグ」という名前が付け、運ぶための台車まで作ったといいます。

現在、ギネス世界記録に認定されているジャガイモはイギリスで発見されたもので、重さは4.98kgであったことから夫婦はさっそくこの”ジャガイモ”をギネス・ワールド・レコーズに申請。

しかし今月になり、ギネス・ワールド・レコーズから「DNA鑑定の結果、ジャガイモではなくウリ科の植物の塊茎であったことから申請を却下します」という旨のメールが届いたといいます。

夫婦らがこの鑑定結果から調べたところ、庭にあったのはジャガイモではなくハヤトウリでした。夫婦は生で食べて味を確かめましたが、実はハヤトウリの塊茎はジャガイモの味に似ているのだそう。

ちなみに、現在ギネス世界記録に認定されているジャガイモはこちら。

Heaviest potato – Guinness world records

アマゾンで暮らしている先住民、世界で最も認知症が少ない可能性

南米のアマゾンで暮らしている原住民が、世界で最も認知症が少ないのではないかという研究成果がアメリカ・南カリフォルニア大学により発表され、今月9日に『Alzheimer’s & Dementia: The Journal of the Alzheimer’s Association』に掲載されました。

南米ボリビアのアマゾンで現在も自給自足の生活で暮らしているチマネ族は人口約1万7,000人の民族で、狩猟や採取などを行って生活しています。

一方で人口約3,000人のモセテン族はチマネ族よりも街に近い方で暮らしており、水道設備や医療サービスなども利用可能で、学校もあるため識字率が高いといいます。

▽チマネ族の人々。

Youtube 『We Are What We Eat: Bolivia | Nat Geo Live』より

研究者らはこの2つの民族の60歳以上の高齢者を対象に認知症のスクリーニングテスト「ミニメンタルステート検査」や文化に関するインタビュー、ときに頭部CTを用いた画像検査などを行って認知機能を調べました。

その結果、認知症と判定されたのはチマネ族では435人中5人(有病率1.2%)、モセテン族では169人中1人(有病率0.6%)で、いずれも患者は80歳以上であったといいます。

アメリカにおける65歳以上の認知症有病率は約11%、日本においては厚労省によると約16.7%と報告されており、この差について論文の特筆者は「産業革命以前の生活における何らかの要素が認知症から保護しているのかもしれない」と述べています。

Reference:Study: Some of the world’s lowest rates of dementia found in Amazonian indigenous groups