大昔の巨大ザメ「メガロドン」の体長が判明、ブリストル大学らの研究

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Great White Shark
Great White Shark flickr photo by Elias Levy shared under a Creative Commons (BY) license

イギリス・ブリストル大学とスウォンジー大学の研究者らは、先史時代に海を支配していた巨大ザメ「メガロドン」について、より正確な体長を算出したとする研究成果を発表しました。

メガロドンは数百万年前に絶滅した巨大ザメです。サメは軟骨魚類であり、化石は基本的に歯しか残らないため、これまで体長や寿命などの推定が困難でした。

研究チームはメガロドンの歯の化石を基に現在のサメと比較し、より正確な体長を割り出しました。

メガロドンの体長はなんと18m、体重は48トンにまで成長したそうです。これは、平均的なホホジロザメの3倍以上のサイズに相当し、これまで考えられてきたメガロドンのサイズ(10~16m)を大きく上回ります。

メガロドンのサイズ
『Body dimensions of the extinct giant shark Otodus megalodon: a 2D reconstruction』より。
図中の(a)は成体、(d)は成体のイメージイラストです。(b)は新生児、(c)は幼体の大きさです。

新生児の体長が3mにも達することからも、その驚異的な大きさがうかがい知れます。

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