哺乳類

おじいちゃんコウモリの日課、飼育員に抱えられながら施設内を飛び回る(動画)

アメリカ・テキサス州のコウモリ保護施設にいるおじいちゃんコウモリを紹介した動画がSNSで拡散され、大きな話題となっています。


THE DODO 『33-year-old bat loves to curl around his mom’s arm and fall asleep』

ウェザーフォードのバットワールドサンクチュアリで飼育されているインドオオコウモリ「スタトラー」は非常に高齢で、なんと現在の年齢は33歳。飼育下では最も長生きしているインドオオオコウモリではないかと言われています。

そんなスタトラーの日課は施設内の散歩。

片目が見えておらず、加齢によるさまざまな症状を抱えているこのスタトラーはもう自力で飛ぶとはできませんが、飼育員に抱えられながら、若いコウモリにも負けないくらい元気よく翼を動かしてパタパタと飛び回ります。

コウモリでもやはり、高齢になってからの運動は大切なようですね。どうかもっと永く、幸せな日々が続きますように。

全身真っ白なアルビノのパンダを1年ぶりに再確認――四川省・臥龍自然保護区

2019年に中国・四川省の臥龍自然保護区で確認された真っ白なパンダが2020年に再発見され、このほど管理当局によって映像が公開されました。

この真っ白なパンダは2019年4月に中国南西部の臥龍自然保護区で初めて確認されていたもので、メラニン色素の合成に関わる遺伝子異常により白くなったアルビノ個体であるとされています。

▽2019年当時の同個体の写真。1~2歳程度と推定されていました。

CCTV『Rare all-white panda spotted in China』より

真っ白なパンダはその後行方が分からなくなっていましたが、30人以上の研究者らが調査を行った末、去年2020年の2月に2度撮影に成功しました。そしてこのほど、管理当局によってその映像が公開されました。


People’s Daily, China 人民日报『Video of the world’s one and only all-white panda bear is released』

このパンダは最初に確認されたよりも体がかなり大きくなっており、当時は全身真っ白でしたが、現在は四肢に淡い金色が目立つようになりました。推定年齢は現在3歳前後とされています。

野生生物におけるアルビノ個体は目立ちやすく、また視力も悪いことから天敵に狙われやすい傾向にありますが、パンダに限っては竹林のなかで目立ちやすいことに変わりはないようです。

飼い慣らされていないカンガルーでも視線を送って人間に助けを求める――シドニー大学らの研究チーム

カンガルーは人間に「視線」を送ることで人間とコミュニケーションを取れることが、イギリス・ローハンプトン大学とオーストラリア・シドニー大学の研究者らにより報告されました。

イヌやネコ、ウマやヒツジなど人間に対して意図的にコミュニケーションを取ることができる動物は、これまで家畜化された動物だけだと思われていました。しかしどうやら、そうとも限らないようです。

研究者らはプラスチック容器にいれたエサをカンガルーの前に置いて、その様子を観察しました。その結果、容器を自力で開けることができないと分かったカンガルーは、目の前にいる人間をじっと見つめ、しばしば鼻先で突いたり引っかいて”助け”を求める仕草をみせました。

▽シドニー大学が公開した実験の様子。容器と人間を交互に見つめます。

実験の結果、11頭のうち10頭が人間を”積極的”にみつめ、さらにうち9頭は容器と人間を交互に見つめる”高度なコミュニケーション”を行ったといいます。

実験に参加したカンガルーは動物園にいる個体ですが、飼い慣らすようなことはしていません。研究者らは、カンガルーも他の家畜化されている動物と同じように、行動を順応させて人間と交流できるかもしれないと推測しています。

野生のコアラが家に侵入、クリスマスツリーに登っていたところを家族が発見

南オーストラリア州アデレード近郊でこのほど、コアラが民家に侵入してクリスマスツリーによじ登っているところを家族が発見しました。

この家に住むアマンダ・マーコミック(Amanda McCormick)さんはこの”思いがけない装飾”を見たとき、最初は家族の誰かが飾り付けたぬいぐるみだと思ったそうです。

16歳のテイラー・マーコミック(Taylah McCormick)さんはこのときの様子をTikTokに投稿しました。

アマンダ・マーコミックさんはすぐさま地元のコアラ保護団体である「1300KOALAZ」に連絡を取りましたが、職員も最初はいたずら電話だと勘違いしたといいます。

クリスマスツリーによじ登っていたこの健康な若いメスのコアラは、ほどなくして家を訪れた職員によって保護され、家の前で放されました。

1300KOALAZの職員によると、コアラは見た目がたいへん可愛らしいものの、しばしば攻撃的になり長い爪で怪我を負うことがあるため、自分で動かさない方が良いそうです。

とはいえ、オーストラリアでは2019年にクイーンズランド州の民家でクリスマスツリーに体長約3mものニシキヘビが発見されるという出来事があったので、今回は文字通り”可愛らしい”出来事であったといえます。

カナダで「ヘラジカに車を舐めさせないで」という標識を設置して注意喚起、その理由は?

カナダ西部アルバータ州ではこのほど、デジタル標識にて珍しい注意喚起がなされました。”DO NOT LET MOOSE LICK YOUR CAR”、「ヘラジカに車を舐めさせないで」――というものです。

草食動物は、ふだん食べている草だけでは十分な塩分を摂取することができません。そこで、草食動物は土や岩をなめて塩分をはじめとするミネラルを補給する必要があります。

こちらの動画はイタリアのアドリアーノ・ミリオラッティ(Adriano Migliorati)氏が、イタリア北部にある高さ49mのチンジーノダムで撮影したもので、ダムの岩壁に付着した塩分を舐めるためにアイベックスが命がけでダムの絶壁を登っています。

この電子標識が設置されたジャスパー国立公園の広報担当によると、ヘラジカは通常、公園内にある塩湖から塩分を摂取しているといいますが、「車体の表面に付着した塩分を摂取できることを覚えた」といいます。

▽車を舐めるヘラジカ。2016年CTV Newsより。

CTV News 『Caught on Cam: Moose licking salt off vehicles in Alberta』

ヘラジカのこうした学習が進めば、ヘラジカが道路に出没する機会が増え、人とヘラジカの両方にとって危険な状況が発生しやすくなる可能性が高まります。

ヘラジカはシカの仲間では最大の種類で、頭胴長3m、肩高2m、体重800kgにもなります。もし車と衝突してしまうと、ヘラジカが負傷するだけでなく車にも大きな衝撃をもたらし、最悪の場合はフロントガラスを突き破るといった大きな人身事故にもつながりかねません。

同公園では、ヘラジカなどの野生動物をみかけても車外には出ないようにし、もし近づいてきてもその場から離れるように注意を促しています。