テクノロジー

機械学習により”バナナの皮を剥くロボット”を作ることに成功――東京大学

東京大学の研究者らはこのほど、”バナナの皮をむくロボット”を作ることに成功しました。

私たちにとってバナナの皮をむくことは簡単ですが、ロボットにとってこうした作業は苦手とされる分野であり、バナナを潰さずに皮をむくには非常に繊細な動作が要求されます。

研究者らはまずロボットアームを使っていくつものバナナの皮をむき、811分のデータセットを作製したうえで機械学習させ、人間の動作を模倣させました。

バナナの皮はだいたい3分未満で剥き終わるそうで成功率は57%だそうですが、かなりの好成績であるといえます。

FBIが暗号メッセージアプリが入ったスマホを犯罪組織に配布して800人以上を逮捕することに成功

FBI(アメリカ連邦捜査局)はメッセージを暗号化させるアプリを搭載したスマホを犯罪組織に配布し、800人以上を逮捕することに成功したと発表しました。

「トロイの盾作戦」と呼ばれるこのおとり捜査はFBIとオーストラリア警察が2018年に共同で立案したもので、ANOMというメッセージを暗号化するアプリが搭載されたスマホを犯罪組織に流通させ、監視するというもの。

犯罪組織の構成員らは、犯罪計画をひそかに実行するためにこの「暗号スマホ」を利用していましたが、このスマホはFBIが開発したもので、そのやり取りはすべて当局に筒抜けでした。

この暗号スマホは当初50台しか売れなかったそうですが、犯罪組織の間でこの暗号化メッセージアプリの人気が口コミで広まり、2018年の作戦開始から世界100か国以上、300の犯罪組織に1万2,000台を配布し、800人以上を逮捕することに成功したといいます。

本作戦は暗号化されたネットワークへの潜入捜査としては過去最大級で、欧州刑事警察機構(ユーロポール)の副長官は「この作戦の成果はけた違いだ」とコメントしています。

Reference:How an informant and a messaging app led to huge global crime sting

ドバイの夜空に突然現れた巨大な物体に市民が困惑、その正体は?(動画)

アラブ首長国連邦(UAE)の火星探査機「HOPE」が今月9日、見事に火星の周回軌道到達に成功し、これを記念してアラブ首長国連邦政府のメディア局はドバイに火星の衛星であるフォボスとダイモスを巨大なスクリーンを設置して投影しました。


Youtube Red Robot – Intelligent Distribution 『The Truth Behind The UAE’s Double Moon Phenomenon』

多くの人々はこのサプライズキャンペーンを楽しみましたが、それを知らない一部の市民は困惑し、UFOの襲来から終末論までさまざまな憶測をめぐらせたといいます。

このフォボスとダイモスは100mの大型クレーン2台と40mもの巨大な特殊スクリーンによって投影されたもの。夜空に突然こんなものが現れたら、確かに恐ろしいですね….