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このほど、エクアドルのアンデス山脈のふもとを流れる谷川グアイリャバンバを挟んで、アマガエルモドキ科のカエル2種が発見され、今月18日に学術誌『PeerJ』に掲載されました。
この論文の共著者であり、非営利団体アンデアン・コンドル財団の研究員であるジェイミー・クレブラスさんは、Instagramのアカウントに今回発見された新種のアマガエルモドキ科のカエルをスライドショー形式で投稿しています。
▽ジェイミー・クレブラスさんの投稿。7枚のスライドショーになっています。
今回発見されたカエルはHyalinobatrachium mashpi(ヒアリノバトラキウム・マシュピ)とHyalinobatrachium nouns(ヒアリノバトラキウム・ノウンス)の2種。いずれも同じ標高で同じような環境に生息しています。
この2種はいずれもアマガエルモドキ科に属しており、このカエルの仲間は半透明の皮膚や体をもつことから「グラスフロッグ」とも呼ばれています。1枚目の画像では、赤い心臓や消化器官、緑色の卵が入った袋が外から透けて見ることができます。
熱帯アンデスには驚くほど生物多様性に富んでおり、未発見・未記載の種も数多く生息していますが、人間の活動によって人知れず絶滅の危機にさらされているのだそう。
発見することは、知ること、そして守ることへの第一歩です。