よいアイデアが浮かばないときはキャンプに出掛けてみると良いかもしれません――
関西学院大学の研究者らは、テントのなかで作業すると創造力が高まる可能性があることを明らかにしました。
研究者らは大学構内にある教室と芝生広場にそれぞれテントを設置し、テント内と外でそれぞれ参加者に創造性課題を行わせて成績にどのような影響があるかを検証しました。
その結果、テント内にいるグループはその場所に関わらず課題の成績が高くなっていたといいます。
今回の検証について詳しく分析すると、参加者には「開放的な空間で成績が高いアウトドア派の人」、「閉鎖的な空間で成績が高いインドア派の人」、「どのような空間でも成績に影響しない人」の3タイプに分かれることが明らかになりましたが、テント内ではアウトドア派もインドア派のいずれも成績が高い傾向にあったといいます。
どうやら、テントはアウトドア派にとって「屋内にいながらもアウトドア感を味わえるアイテム」として機能し、インドア派にとっては「屋外にいながらもインドア感を味わえるアイテム」として機能しているようです。
Reference:テント内で作業すると創造力が高まる可能性を示唆~Camping Campus の教育効果を初めて実証~ – 関西学院大学