福井県にある採石場跡地の坑道内で新種のヤスデが発見される――福井市自然史博物館

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福井県の福井市自然史博物館は今月25日、市内にある足羽山の採石場跡地の坑道内で新種のヤスデを発見したと発表しました。

「アスワタテウネホラヤスデ」このヤスデは体長約3cmほどで、半透明の黄色褐色をしており、目は退化しているとのこと。

最初の発見は2017年で、その後も学芸員らは調査を続けて約50個体を採取し、京都大学理学研究科にDNA解析を依頼したところ新種であることが明らかになり、このほどニュージーランドの学術誌『Zootaxa』に掲載されました。

実は足羽山坑道内では以前にも新種が発見されており、1980年には「アスワメクラチビゴミムシ」、1981年には「アスワマシラグモ」、1986年には「アスワホラヒメグモ」が発見されており、今回発見された「アスワタテウネホラヤスデ」で4種目となります。

福井市自然史博物館は今後、発見されたヤスデの標本や動画、資料などを展示する予定です。

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